勝連城と津堅島
昨日から潮があまり引かない状態が9月中旬まで続きます。
これから年末に向かって,段々と昼間引かなくなります。
その代わり,深夜になって大きく引くことになります。
来年の2月中旬近くになると,再び昼間の大潮の干潮が
戻ってきます。
潮が私にとっては,よくない一週間の間,海に入らず
雑用やほかに行きたいとこへ行ってみようと思います。
それで昨日は,沖縄本島中部の太平洋側に位置する
「津堅島(つけんしま)」に行ってみました。
途中,うるま市にある「勝連城」を観ました。
かつての城主「阿麻和利(あまわり)」や首里城城主
「尚泰久(しょうたいきゅう)」,それに,中城城の
「護佐丸(ごさまる)」の間攻防にまつわる話や
「百十踏揚(モモトフミアガリ)」という美しい女性の話
など,歴史の深い舞台があるところです。
当時の人々がどのように思い暮らしていたのか,
長旅から城に帰ってきて,城門をくぐる時どんな思いだったのか。
あるいは,旅立ちの時,城門の下で何を思い出発したのか。
目に見える海や島々の姿は当時と同じでしょうから,
想像してみるのも楽しいものです。
おそらく旅立ちの時は,高台から見える遠方の島々や太平洋に
繋がる海,眼前下方に舫われた港の舟々を観おろして
心が躍動したことでしょう。
城でしばらく過ごし,津堅島への船が出る「平敷屋漁港」に
向かいました。
11時の船で渡る際,一緒に積んできた自転車を持っていく
ことにしました。島内をこれで一巡しようという計画です。
船は車も積める大型で,島まで約25分でした。
港の入り口の海は海底まで透けて見えていました。
この島は,にんじんの生産で知られるとこで,あちらこちらに
にんじんのデザインの絵などを見ることができます。
ちょうど収穫を終えたのか,それとも今から植えるのか
畑は何も植えられていませんでした。土のにおいのする
畑が開放感を与えてくれます。
海は,島の北側にある「アフ岩」の前の海岸がとても
美しいと思いました。島の人たちが釣りを楽しんでいるのも
見かけました。
お腹をすかせて立ち寄ったそば屋は,留守番のおじーが
そばを調理してくれました。この島ものんびりしています。
何にもない島ですが,旅人には心の癒しになる所です。
関連記事