シャチ・ナミ

有光智彦

2010年03月27日 01:48

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先日、友人からシャチの「ナミ」の話しを聴きました。
「ナミ」は雌で推定年齢は26歳、和歌山県太地町の「町立くじらの博物館」で
23年間飼育されているそうです。
このシャチが繁殖研究のために「名古屋港水族館」に5億円で売り渡されるというのです。
この話しは2010.3.12の琉球新報に掲載されています。


友人は、かつて和歌山県に在住中、何度か「町立くじらの博物館」に
「ナミ」を見に行ったそうです。
私は、この記事と当時の友人が撮影した写真を見せて貰いました。


「ナミ」の飼育年数は23年とあります、だとすると3歳の時に地元の海で
捕獲されたことになります。
住み慣れた環境やイルカの友達(おそらく家族)から強引に離されて
全く知らない環境に連れて行かれることを知ると胸が締め付けられるような気持ち
になります。

7年前にも雌の「クー」が年間5千万円で「名古屋港水族館」がレンタルし、
2008年に病死したと書かれています。ひよっとすると
生きものですから心にストレスを感じていたのかもしれません。

ジンベイザメ、イルカ、アシカ、シャチ、彼らが人間と話が出来るのなら
「故郷の海に返してほしい」と訴えるのではないでしょうか。

その生きものが本来生きる場所で、その自然環境の中で、一生を生きることが
尊重されるよう、人々の意識が変わっていくことを私は願わずにはいられません。

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