辺野古近郊の海

有光智彦

2014年11月03日 20:51

前記事の当日、辺野古海域近郊の海も見てきました。
先日の大型台風で海底の地形が変化しているそうです。

浅い海底は海草で覆われ、所々にくぼみがあります。
かなり強い潮の流れがありました。
海草は潮の流れで一方方向にたなびいています。
水がとても透明です。
そこは水中ではなく、草原の上を泳いでいるような錯覚を感じました。
光が筋となり海底を照らしています。
  

 

浅い海底を探して立ち上がり上から見てみました。


海底にはホンダワラの仲間も見ることができます。


ウミヒルモの仲間でしょうか。葉の中央に茶色ぽい模様が入っています。


ムラサメモンガラの子どもに出会いました。
岩礁に開いた小さな穴が避難用シェルターのようです。
私が近寄ると穴に入りますが、身体の半分が出ています。笑。
しばらくすると出てきて私の方を見つめます。
外敵に襲われずに大きくなるんだよと願いつつそこを離れました。
 

海草の葉の上に小さな酸素の気泡がたくさん付いていました。
  

海底の砂は、サンゴ礁由来で、サンゴのかけら、微小な貝殻、ウニの殻や棘、
そしていろいろな形の有孔虫の遺骸からできています。


海草の間にクサイロカノコ?(貝殻)を見つけました。緑色で綺麗です。


小さな二枚貝もありました。


新基地建設のために、辺野古と大浦湾を埋め立てれば、周辺海域に
どのような影響が出るのでしょうか。
破壊の影響はその場所に留まらず周辺にさまざまな影響を与えるように
思います。残された自然は生きものたちのために残さなければなりません。

関連記事