2017年11月釣り具回収

有光智彦

2017年12月17日 19:35

 防波堤の上から海を見ると穏やかです。陸側からの軽風です。 
 雲が多く時々陽射しが遮られますが、冬季の海としては良いコンデションです。
 潮は満潮、平日でダイバーは見当たりません。
 装備を整え護岸から海に入ります。水温は24℃、少しひんやりとしています。
 5ミリ厚のウエットスーツにインナーは無しですが、長時間入るならそろそろ
 インナーも着た方が良さそうです。
 水中の透明度はやや悪く、濁っています。
 この海も昨年、サメが目撃されているので濁っている時は接近を察知するのが
 遅れるので要注意です。
 嫁と視認距離を保ちながら生きものたちの撮影と釣り具の回収をしました。

 最初の出会いはタコでした。海底の岩陰からこちらを見ています。
 巻きつけた腕の真ん中に頭部があるように見えます。おもしろいスタイルです。
 近づくと穴の中に無理やり入っていこうとするので、撮影を止めて離れました。
 
 次に出会ったのが、この辺りではあまり見かけないモンガラカワハギです。
 サンゴの下に隠れようか、それとも逃げようかと迷っている様子です。
 脅かさないように静かに潜行し、撮影を始めます。
 幸い角度を変えながら何枚かのシャッターを切ることができました。
 撮影時は目にピントを当てますが、目の周りの体色が黒なのでどこに目があるか
 わかりにくく苦労しました。
 

 水深は2~3メートルほどあり沖合方向は濁りではっきり見えません。
 夏の間白化したソフトコーラルがまだ白っぽく見えます。
 

 見渡すと釣り糸が四方に伸びています。
 いずれも切れてそのままになっている釣り糸です。
 
 今日は水深があり、また釣り人もいるので残念ですが回収を断念します。

 海底には夏の間の高水温に耐えられず死滅したサンゴが見られますが、
 5センチ程度に成長した元気そうなサンゴも見られるので少し安心です。
 ですが、近年台風の接近が減少し、夏の高水温が続くので、サンゴの将来が
 とても心配です。
 サンゴが無くなれば生きものの種類も数も激減するでしょうから。

    

 小さなソフトコーラルもたくさん見かけました。
   

 満潮の時は水深があり、海底にいる小さな生きものを発見しにくいので、
 何度も潜行して探します。
 シラヒゲウニを発見しましたが、カムフラージュに布切れのようなものを
 まとっていました。人工物のゴミも役には立つのでしょうが複雑です。
 

 死滅したサンゴの上ではヤドカリがもくもくと藻類を食べています。
 

 岩の上を消しゴムのようなウミウシが移動しています。


 ソフトコーラルにイカエギが引っかかっていましたので回収しました。
 夏の間は少ないイカエギですが冬季は多くなります。
 

 仕事が休みの日でも海が荒れる冬季は、なかなか海に入れないので、
 寒くても穏やかな日はありがたいです。


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