生きものの命に思うこと。
潮汐も10月に入り,昼間の干潮が,あまり引かなくなってきました。
2月から8月頃までは,大潮の午後はよく引いていて海の生きものの
観察には絶好のシーズンでしたが,これから冬にかけては,深夜に
よく引く期間が続きます。
最近出会った生きものたちを紹介します。
最初は,ちょっと変わったオカヤドカリです。
普通貝殻を背負って生活するのですが,このオカヤドカリは,
お酒の瓶の蓋を背負っています。笑。住み心地が良いのでしょうか。
そんな彼らは,成長し大きくなると「アフリカマイマイ」やサザエの殻を
背負って歩くようになります。そして,海から1㎞も2㎞も離れた陸域でも
生息しています。
夜,国道を車で走ると横断中の彼らを見ることがあります。
そのため運悪く車にひかれることがあります。
路面の物体に気がつけば避けられるのでしょうが、夜間では難しいかも
しれません。
よく横断する場所に標識を設けるのもいいと思います。
「ムラサキオカヤドカリ」は,国の天然記念物で触れて持っただけで
罰せられる生きものです。(天然記念物でも許可があれば採取して販売も可という
のは疑問です)
今年6月にアジア系外国人の男女が,オカヤドカリ約200匹を持ち帰ろうとして
空港で捕まった事件がありました。
地元住人が協力して守った成果でした。
そこで生まれた生きものは,そこで育ち,子孫を残し,死んでいくのが自然ではないでしょうか。
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