1月初旬の海
旧年中はブログをご覧下さり、有難うございました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
先日、浅い海に潜ってきましたので、生きものたちの様子をお伝えします。
潮はあまり引いていませんでしたが、天候は穏やかでした。
水温はやや高めの25度、撮影には良い条件です。
目の前をシマハギの群れが通過していきました。
沖に向かって泳いで行くと海底の砂が白っぽくなります。
サンゴが細かく砕かれたものや貝殻のかけら、ウニの棘、有孔虫の遺骸など
サンゴ礁由来のものからできている砂です。
海面から射しこむ太陽の光線が、波に揺られて海底をゆらゆらと照らします。
じっと見ているとめまいがしてきます。写真に撮ると虹色がかった模様が写ります。
その砂の中に潜り込んで顔だけ出している魚がいました。
樹枝状サンゴも元気そうです。
サンゴの周囲の岩礁は紅藻の仲間で覆われていて、その上を
小さな魚たちが泳いでいました。近づくと気配を感じてすぐに
隠れてしまいます。
サンゴの上の拡がりは、生きものたちで賑やかです。それぞれが何かをしています。
静かに観察していると、隠れていた魚たちがサンゴの間などから出てきます。
ヤエヤマギンポが藻類を食べています。時々何かを思い出したように
少し高い位置に上がって周囲を見回しています。
冬季の昼間は短く、あっという間に夕方です。
海底から水面を見てみると、宇宙から見た地球のように見えました。
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