2008年09月14日

カツオノエボシ

ここ数日,台風の影響で曇っていて,急に雨が降りだしたり
しています。
海も時化ていて,沖のサンゴ礁は白波が砕けています。
さすがにサーファーの姿も見えません。
沖を航行する船も波の間に見え隠れしています。

カツオノエボシカツオノエボシカツオノエボシカツオノエボシ

昨日は大度海岸に行きました。
大度海岸や米須の海岸は,沖合からの強風に流された
「カツオノエボシ」というクラゲが漂着しています。

カツオノエボシカツオノエボシカツオノエボシ

このクラゲは,猛毒があり,刺されると大変です。
神経毒なので呼吸も停止することがあると本には書いてあります。
おろかにも,私は,写真に撮ろうとピンセットでつまみ上げていたら,
風にあおられてクラゲの足が私の手にピタッ!と…。
僅かな接触でしたが,しばらくひりひりしていました。
一応病院を受診しましたが,大丈夫でしょうとのこと。
何事もおこらず,今朝も元気です。
このクラゲは,2から5㎝程度の浮き袋を持っていて
全体は青色でとってもきれいです。足も青色で伸びると
20㎝ぐらいありそうです。
普段は,外洋が生息域で沿岸にはいないようですが,
沖からの強風が数日続くと海岸に打ち上げられるようです。
大変危険な生きものなので,絶対に触らないことです。
なお,このクラゲに刺された時は,絶対に「酢」をかけてはいけないと
医師がアドバイスしてくれました。
ハブクラゲは「酢」が効果的ですが,同じクラゲでも応急処置が違う
ということのようです。

カツオノエボシ

刺されたその後の様子を参考に追加報告しておきます。
刺されたのは,右手の中指ですが,次第に跡がはっきりし,かゆみが
出てきました。
接触した触手は非常に細くわずかではあったのですが,それでも
これだけの傷を残しました。

刺されたのは9月13日17時00分 ひりひり感が約2時間続きました。
写真はありませんが,見た目傷は無く,ただ少し赤くなっているだけでした。
次の写真は,15日22時00分 かゆくてたまりませんでした。
カツオノエボシカツオノエボシ

この写真は,17日10時00分 かゆみは治まり跡が残る。
カツオノエボシ

夜は,早く流れる雲の間からお月様がときどき顔を出していました。
写真は知念崎公園から久高島方向を撮影したものです。
写真は数分間,シャッターを解放して写しているので
雲が流れたように写っています。

カツオノエボシ


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Posted by 有光智彦 at 09:21 │海の危険な生きもの
この記事へのコメント
昔、このクラゲに刺されたことがあります。痛かったー。
綺麗な青色なのに憎い奴です。
Posted by ネオキの会ネオキの会 at 2008年09月14日 12:13
見た目がきれいなのに、非常に危険なクラゲですね。
その後、患部は大丈夫でしょうか?

私も「カツオノエボシ」ではありませんが、小学生の時に行った臨海学校で
クラゲに刺されてしまい、2~3日痛みが引かなかった記憶があります…。
また、岩を踏みつけてしまって、足の裏がパックリ切れてしまったり…(涙)

海や生きものと触れ合っていくには、学ぶこと・知らなくてはならないことが
たくさんありますね。
Posted by しおりねーねー at 2008年09月14日 17:21
ネオキの会 様
台風により,観察会が中止になってしまいましたが,次回を楽しみにしています。沖縄は,一年中,生きものが活動しているので,元気な島ですね。
本土では冬の間,昆虫などがいなくなり,とても寂しくなります。
これからもどうぞよろしくお願いします。
Posted by 有光智彦有光智彦 at 2008年09月15日 08:33
しおりねーねー
コメントありがとうございます。
刺されたところは,跡は残りませんでした。
気をつけないといけませんね。
反省します。
海のいきものには,毒をもったものが,たくさんいますが,
みんな自分を守るための仕組みで,相手を侵略したり
いじめたりするための武器ではないのです。
人間がいたずらしたり,知らないでさわったり,捕獲しようとするから攻撃を
受けるのですね。非はいつも,人間の側にあるようです。
Posted by 有光智彦有光智彦 at 2008年09月15日 08:45