とんとんみー通信

今日から本島は梅雨入りのようです。
昨日までは晴れていましたが，今日は朝からどんよりと曇っています。
気温は２６度，湿度は８４％。
昨夜は，窓からひんやりとした湿った風が入り，畳も布団も湿めってしまいました。
晴れた朝は，イソヒヨドリやウグイス，いろいろな鳥たちの大合唱が洪水のように
聞こえるのですが，今朝はそれも無く静かでした。

しばらくブログの更新をしませんでしたが，体調を崩していたわけではありません。
とても快調で体重も減少し身も軽く撮影に専念しています。
前回の更新以来，様々な出来事がありました。
砂辺のサンゴに絡んだ釣り糸の回収，その時に出逢ったイカの産卵，
残波岬のオニヒトデ退治や海中での魚のエピソード。
書ききれないので，いくつかかいつまんでお話します。

海の中では，どうやら卵の季節から幼魚の季節に代わってきたようです。
体長わずかに２～５㎜の半透明の魚の赤ちゃんを見ることが出来ます。
目にとまっても，カメラのレンズを通して見た時に探しきれないので
もう一度肉眼で位置を確認することを何度もやってやっとシャッターが切れます。

魚の赤ちゃんは，小さいながらも，その仕草や顔の表情が親の魚に良く似ていますので
おそらく，あの魚だなという推測がたちます。

下の写真は，小さな潮溜まりの浅い海底で見つけた魚の赤ちゃんです。
種類はハゼの仲間で，どこの潮溜まりでも普通に見ることが出来る魚です。
名前は，幼魚に詳しい友人から「セスジサンカクハゼ」ではないかと教えてもらいました。
とっても微細でかわいい顔をしています。



少し成長したら顔の表情もはっきりしてきて，成魚にとても似てきます。



次の魚の赤ちゃんは，おそらく「トラギス」だと思います。
この魚は幼魚も成魚も非常に好奇心が強く，写真を撮っていたら，どこからともなく
近寄ってきて，こちらをじっと観察している魚です。笑い。
赤ちゃんも，全く同じでこちらをキョロキョロと見つめていました。
とってもかわいい仕草でした。



成魚のトラギス君です。



次の赤ちゃんは，「カンムリベラ」です。
ちょうどご馳走を見つけたところです。笑い。
口にくわえた小さなエビを岩にたたきつけて少しづつ食べています。
でも何かのひょうしに，エビをどこかに落としてしまったようです。
慌てて探し回ってしましたがとうとうみつかりませんでした。笑い。



下の写真の赤ちゃんは，おそらくギンポの仲間です。
とてもちっちゃな顔が，これも小さな穴から，ひょっこりとこちらを見ていました。



海の中にはいろいろな生物が浮遊しています。
下の写真は，直径２～３㎜のプランクトンですが，クラゲの仲間なのか
それとも，他の生きものなのかよくわかりません。全く動きはありませんでしたが
ガラス細工の様なとても美しい生物でした。



サンゴの先端からは，しきりに酸素？の泡が放出されていました。
サンゴも私たちが吸う酸素を作ってくれているのでしょうか。



とても美しい気泡です。



サンゴは共生している褐虫藻が光合成をしいます。
海藻も光合成をします。