2017年10月04日

サンゴの白化2017

今年の沖縄本島は最高気温34℃の日が連続で続き、とても暑い夏でした。
9月に入り、初旬と下旬の2回、同じ海域のサンゴを観察してきましたのでご紹介します。
観察した海域は、本島中部の西海岸で岸から近い水深約2メートルの辺りです。
今回はまず、9月初旬の様子をご紹介します。
観察は、ごく狭い範囲で行っていますので、他の海域の様子はわかりません。
参考程度に考えていただけたらと思います。
水温は市販の簡易な温度計で29.5℃でした。

陸から見渡すと、水面下に白い塊が点々と見えます。白化しているサンゴやソフトコーラルです。
サンゴの白化2017

水中で海底を見渡すとハードコーラルもソフトコーラルも白っぽく見えます。
サンゴの白化2017

いくつかのサンゴに近づいて詳細に観察します。
かなり白っぽく見えますが、ポリプは生きています。
サンゴの白化2017 サンゴの白化2017

枝の先が白く見えますが、ポリプは生きています。
サンゴの白化2017 サンゴの白化2017

同様にポリプは生きています。
サンゴの白化2017 サンゴの白化2017

かなり白く見えますが、ポリプは生きています。
サンゴの白化2017 サンゴの白化2017 サンゴの白化2017

ポリプは生きています。
サンゴの白化2017 サンゴの白化2017

枝の先に藻類が付着したサンゴをいくつか見付けましたが少ないです。
枝の先のポリプは死んでいるように見えます。
サンゴの白化2017 サンゴの白化2017 サンゴの白化2017

中には見た目普段の状態と変わりなさそうなサンゴもありました。
サンゴの白化2017 サンゴの白化2017

わりと元気そうに見えます。
サンゴの白化2017 サンゴの白化2017

狭い範囲の観察で、確かなことは言えませんが、白化していても、まだポリプは生きている
のが多いように感じました。また、種類や個体によっても差があるのかもしれません。

ソフトコーラルは白く見えるものや普通に見えるものもありました。
また、全体の半分ぐらいのポリプを引っ込めているものも見かけました。
その他、藻類が付着したものもありましたが、生きているように見えました。
サンゴの白化2017 サンゴの白化2017 サンゴの白化2017 

魚たちは元気に見えます。
サンゴの白化2017

ハマサンゴの上のイバラカンザシはカラフルです。
サンゴの白化2017 サンゴの白化2017

岸に上がる直前、目の前を1センチぐらいの魚の群れが通り過ぎました。
並行に泳いで撮影しましたが、すぐに見失ってしまいました。
サンゴの白化2017 サンゴの白化2017

次回は9月下旬の様子についてお伝えします。


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