3月8日以降インフルエンザにかかり投稿をおこたっていましたが,咳が
残った以外は体調も良くなり,今日から投稿を続けていきます。
皆様方にはご心配をおかけしました。
本土ではようやく春らしい気候となってきましたが,沖縄では初夏の陽気の
日もあるでしょう。
一足早い海開きの時を迎える沖縄ですが,私が今まで海でであった「危険」と
される生物についてお話したいと思います。
もちろん,こちらが注意していれば生き物の方から危害を加えることは希
だと思います。
有毒,有害な生物は中毒動物,刺毒害動物,咬毒害動物,かぶれる動物,
発電動物に分類出来るようです。参考文献は白井祥平著「有毒有害海中動物図鑑」
です。私の経験と照らし合わせ説明したいと思いますが,出逢ったことのある
これらの生物は僅かです。見たことない生き物は説明できないので経験に沿って
お話ししたいと思います。
私が撮影した彼らは主に「イノー」の住人です。
イノーとは,珊瑚礁の内側の浅瀬です。
貝類,ウミヘビ,魚,イソギンチャク,シロガヤ,ウニ,などについて説明します。
魚類,ウニ,イモ貝,イソギンチャクは「刺毒害動物」に属します。
ウミヘビ,ウツボの類は「咬毒害動物」です。
それと,福岡の海でかぶれたことのあるシロガヤは「かぶれる動物」の一種です。
貝類については,「イモ貝」の類が要注意です。特に「アンボイナ」という
イモ貝は別名ハブ貝や浜中(はまなか:刺されて陸に上がろうとしても浜の中間で
息絶えるの意味)とも言われ,刺されると致命傷を負うと言われています。
私は生きたアンボイナは見たことがありません。似た種類の貝殻を海中などで拾う
ことはときどきあります。
ただ,生きているアンボイナの行動は夜間で,昼間は砂の中や岩の下に隠れている
そうですから,あまり気にすることはないかもしれません。ただし,昼間海底で
この種のイモ貝を見つけても手で拾い上げないことです。綺麗な貝なので要注意です。
本来,彼らの毒は魚などの獲物を捕獲するときに貝自身が使うためのものです。
下段の写真はイモ貝のいくつかの種類です。たくさんの種類がいます。
たいてい見つかるのは長さ3㎝から6㎝程度の小さいタイプのものです。
上記写真の下段左端のイモ貝がアンボイナによく似た形と色をしています。
ウミヘビは,時々見かけます。彼らは,獲物を探し海底の岩の下などを
丹念に覗きながら移動していきます。目の前を通過していくこともありますが,
手を出さない限り向かってくることはありません。静かに観察していれば通り過ぎて
いってしまいます。
次回も引き続きウニなどの生物についてお話します。
あまり危険危険と書くと海が怖くなったらいけないので友達の写真を添付します。笑。