ハブクラゲ
数日前に北谷町・宮城海岸,通称砂辺(西海岸)の波打ち際でハブクラゲの
大量発生を確認しました。夏になると出没するところです。
波打ち際近くの浅瀬に30匹ぐらいがかたまって泳いでいました。
少し奥まった潮の流れの無い辺りでした。
私たちは,釣り糸回収の作業中でしたが,来る人に警告しましたが,
中学生一人が刺されてしまいました。
手首に少しですが,触手は付着しておらず,うすく刺された跡が
確認できただけでした。おそらくこの傷は次の日ぐらいから腫れてきて,
非常に痒くなると思います。大事に至らずに良かったと思います。
海に入るときは,全身を入れる前に顔だけを入れて周囲を確認する必要が
あると思います。いきなり入り,そこがハブクラゲの巣窟だったらもう大変な
ことになるでしょう。
そして,できるだけ肌を露出させないことです。
できるならウエットスーツを着用すべきでしょうか。
応急処置は,たくさんのホームページがあるので,それを見てみてください。
私は,携行バックに常に酢を持ち歩いています。
できれば車に一本置いていたら安心です。
観光ビーチには常設の酢があると聞きますが,自然海岸には,設置が無いと
思いますから自己責任で用意するのがいいでしょう。
ただし,酢が有効なのはハブクラゲだけだそうです。
カツオノエボシなど(青色の触手)は酢では逆に刺胞を刺激して未発射の
刺胞を発射して傷が拡大してしまうそうです。
現在市販されている書籍で海洋危険生物のことが詳しく書かれているのが,
小林照幸著・海洋危険生物 沖縄の浜辺から 文春新書 平成14年 です。
参考になると思います。
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