海のエピソード1

有光智彦

2008年06月17日 02:17

 5月は,さまざまな生きものの繁殖行動が見られます。
 ギンポちゃんも例外ではないようです。笑。
 実は,性別がわかりません。ので,色とりどりの衣装?をつけた方を
雄(求愛者)としました。ギンポちゃん勝手にすみません!



 場面1:求愛のまなざしです。
 場面2:巣穴に入ったところに詰め寄ります。
 場面3:好き好き好きと言っているようです。が…。
 場面4:あれあれ,どこかへいっちゃいました……。



 場面5:「まあ,つぎがあるさぁ!」と私には,そう見えました。

 自然界もきびしいようです。

 次は,「ダンダラトラギス」のお話です。
 5月の海の浅瀬では,子どもの魚をよく見かけます。
 大人の魚に比べ体がとても小さいのですが,目だけは
とても大きいのです。人間の子どももそうですよね。
 だから,とてもかわいらしく見えるものです。
 私が,小魚の撮影をしていると,やはり来ました!
 「ダンダラトラギス」は好奇心が大変強いので必ずといっていいほど
近づいてきます。大人も来ますが,今日のは,子どもでした。
 この魚の目は,まん丸ではなく,まるでヤギの目のようです。
 方言では「ヒージャーのミー」,つまり「ヤギの目」と
よんでいるようです。
 最初,私は気が付かないふりをしていましたら,段々近づいてきて
すぐ目の前にまで来ました。カメラをそちらへ,そろーりと向けても
逃げないので撮影しようとしましたが,レンズの真ん前にいるので
近すぎてピントが合いませんでした。
 しかたがないので,自分の体をぞろぞろと後ずさりして,やっと
撮影できました。彼は,30分ぐらい居たでしょうか。
 まるで,「遊んでよぉー」と言っているように見えました。



 場面1:近づき過ぎです。
 場面2:何か言っているようです。
 場面3:「遊んでよぉー!」
 場面4:海草を食べたようですが,あれあれ歯にひっかかていますよ。
     やはり,まだまだお子ちゃまのようです。

 まだ,いくつかのエピソードがあるので次回にお話しますね。
 おやすみなさい。

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