2010年08月24日

釣り糸回収8月その2

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朝虹が架かりました。
高い雲からの降水に朝日が反射しています。

釣り糸回収8月その2

8月の半ば,外洋に面した砂辺海岸の沿岸部の海水温度は28℃です。
私たちが釣り糸を回収している辺りのサンゴには今のところ白化現象は
認められません。

ハブクラゲは日によって数が違いますが,たいがい見かけます。
海に入るときには注意が必要です。

釣り糸回収8月その2釣り糸回収8月その2

いきなり最初にきつい画像を載せます。
これは釣場の下で釣られた魚が生きたまま大きな金属のフックを口に通されている
ところです。

釣り糸回収8月その2

魚は私が近づくと恐怖で逃げようとします。目は恐怖でいっぱいです。
いづれこの魚を食べるとしても,生きたまま相当の苦痛を与えることになるのです。
小さな卵から生まれ,幾多の危機を乗り越えて育ってきた魚の最後がこれです。

私は,海の生きものが人間から受けている現実を公表したいと思います。
いろいろな器具が売られていて,それを買うのも使うのも人間です。

釣り具は冬に比べて少なくなりましたが,釣り糸だけはたくさんあります。
下のサンゴは釣り糸が引っかかったのが4回目です。

釣り糸回収8月その2

この小さなヤギの仲間は,少しずつしか成長しません。
時々観察しますが,よく釣り糸がひっかかるのです。
今回は,ルアーが絡んでいました。

釣り糸回収8月その2

最近,岸に下着などが捨ててあるのをよく見かけるのですが,これが海に落ちて
繊維が分解し,サンゴに絡み付いているのを見かけます。
これは取り除くのが大変です。

釣り糸回収8月その2

繊維はゴム系でした。

釣り糸回収8月その2釣り糸回収8月その2

少し成長したアイゴの稚魚は群れから離れ,単独で暮らすように
なるのでしょうが,まだ独りは寂しいのか他の魚と共に移動したり,
一緒に暮らしているところを見かけます。

釣り糸回収8月その2釣り糸回収8月その2

小さな稚魚たちは,今日も海藻をむさぼり食べています。笑い。

釣り糸回収8月その2

ソフトコーラルの上には,ヤドカリが脱皮した抜け殻が置かれていました。

釣り糸回収8月その2

その横には,誰かさんの残していったうんこが落ちています。
海藻が入っているので落とし主は草食系でしょうか。
生きものはみんな同じですね。

釣り糸回収8月その2

その近くをヤドカリの旦那が歩いていきます。

釣り糸回収8月その2

毛むくじゃらです。

釣り糸回収8月その2

その横から誰かがこちらを伺っています。笑い。

釣り糸回収8月その2

ヤドカリ夫婦?です。

釣り糸回収8月その2

左のウニにご注目,カムフラージュも人工素材でしょうか。

釣り糸回収8月その2

今日も釣り具やゴミを回収しながら,生きものたちとの交流を楽しみました。











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Posted by 有光智彦 at 13:29 │釣り具の回収
この記事へのコメント
台風で荒れた時には、海の中でも大変なんだろうね。被害があっても人間みたいに訴えて行くところがないもんね。自然はすごいよ。
Posted by 海うさぎ at 2010年09月01日 10:22
海うさぎ 様

こんにちは。
内地は朝晩涼しくなってきたと聞きましたが,
海上の上も秋の気配を感じているでしょうか。
台風は足が速く,半日で通過しました。
今日の昼には晴れ間が出てきて
みなさん散らかった玄関前などを掃除しています。
海も静かになりました。
海の生きものたちはどうしているかなぁ,
無事だったかなぁなどと思っています。
良い航海を。コメントありがとうございます。
Posted by 有光智彦 at 2010年09月01日 12:58