2011年11月10日

大雨

昨日は地震,今日は大雨で洪水でした。
洪水は一時的で水は直ぐに引きましたが,全部海へ流れました。
写真を見ていただけると凄さがわかると思います。

大雨大雨

水は山手の方から来ました。山肌を削るような
開発はされていませんが,時間雨量66.5ミリの猛烈な
雨だったので田畑の土を流してしまったのかもしれません。

大雨

近所の人々は,台風でもこんにはならないと言っていました。
よほどの集中豪雨だったと思われます。

沖縄本島の北部は赤土の土壌で,開発などで地肌を削ると
大雨が降った時に表土が流出し,海が真っ赤になります。
その水はサンゴ礁の内側に溜まりなかなか外洋へは出て行きません。
それが赤土汚染と呼ばれているものです。

私の住む南部は赤土ではありませんが,同様な開発を行うと
泥の水となって海へ流れ込みます。

表土が流出し,海に流れ込むとサンゴに多大な負荷をかけます。
それが何度も続くと,サンゴが死滅してしまいます。
沖縄のサンゴ礁が傷ついてきた原因の一つが赤土汚染です。
今でも本島各地で続いています。

今日ここで起きた泥水の流出は,おそらく開発が原因ではないと
思われます。ですが,海の生きものには大きな負荷をかける
ことにはかわりありません。生きものたちは大丈夫でしょうか。
心配です。


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Posted by 有光智彦 at 00:06 │海への負荷 泥水流入