2013年11月25日
浦添西海岸開発計画Ⅰ
沖縄本島中部の西側に浦添(うらそえ)市があります。
浦添市は那覇市の北側に隣接する人口約11万4千人の都市です。
※画像はクリックすると大きくなります。



(写真はグーグルアースより)
浦添市の沿岸は、西海岸開発事業が進行中で、これから、
大規模な埋立が計画されています。
事業は第1ステージから第3ステージまでの各段階があります。
第1ステージ(臨海道路浦添線と海岸の埋立地)
第1ステージは、2009年の臨海道路浦添線の着工に始まり、
自然海岸の約半分強が埋立られました。

(図は、浦添市土地開発公社の公開のPDFファイルより抜粋)
臨港道路の陸側に出来た土地は、港湾緑地、商業施設、業務施設、
観光関連施設等が整備されます。
現在、浦添市土地開発公社は土地の購入者を公募しています。

海岸線が埋立られる前 (写真はグーグル・アースより)

建設中の臨海道路浦添線と完成した埋立地 (写真はグーグル・アースより)
第2ステージ(コースタルリゾート地区)
埋立計画はこれからが本番で、第2ステージの埋立計画が具体的に
動き始めたところです。
第2ステージで埋立られる海域は、臨海道路浦添線の沖側です。
これから環境アセスメント(環境影響評価)の調査が始まりますが、
この調査は、事実上開発を前提として行われ、事業が中止になることはありません。
第2ステージは「コースタルリゾート地区」として整備し、
商業施設誘致の他、人工ビーチ、マリーナなどを造る計画です。

(図は、浦添市土地開発公社公開のPDFファイルから抜粋)

(図は、那覇港管理組合公開のPDFファイルから抜粋)

図中の「今後埋立が予定されている海域」とは、第3ステージのことです。
(図は、沖縄タイムスの新聞記事から抜粋)

(2013年11月23日の沖縄タイムスの記事から抜粋)
軍港建設計画
第2ステージの沖側には、前市長の時代まで米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の
移設先として軍港の建設計画が具体的に進んでいました。
今年2月に新市長が就任し、軍港移設には反対を表明していますが、
防衛省は計画を中止すること無く建設に向け準備をしています。

(2013年11月24日の沖縄タイムスの記事から抜粋)

(2013年2月16日の琉球新報の記事から抜粋)



軍港の名称は図中に示されていませんが、右図の青線の部分(コの字形)が
軍港建設の位置です。
(図は、那覇港管理組合公開のPDFファイルから抜粋)
軍港建設は第2ステージの埋立が条件となります。
浦添沿岸の航空写真に那覇港管理組合公開の埋立計画図を合成してみました。

(航空写真はグーグル・アースより)
海の中のことは上からではわかりません
これから、埋立の計画がある海域がどのようなところなのかを、
何回かに分けてお伝えしていきたいと思います。
海の中のことを、いろいろな立場の人に、またできるだけ多くの
浦添市民、県民、県外の方々に知って頂き、
埋立について考えるきっかけになればと思います。
埋立を始める前に、行政、研究者、市民、県民等を交えた会議を開き、
さまざまな意見を出し合って、十分な議論を行うことが必要だと考えています。
詳しい埋立計画の内容は、以下のホームページが参考となります。
同ホームページには、ダウンロード出来る資料(PDFファイル)が一般に
公開されています。
・浦添市役所 浦添市土地開発公社
・那覇港管理組合

埋立が予定されている浦添市の海 (2013年8月24日撮影)
浦添市は那覇市の北側に隣接する人口約11万4千人の都市です。
※画像はクリックすると大きくなります。



(写真はグーグルアースより)
浦添市の沿岸は、西海岸開発事業が進行中で、これから、
大規模な埋立が計画されています。
事業は第1ステージから第3ステージまでの各段階があります。
第1ステージ(臨海道路浦添線と海岸の埋立地)
第1ステージは、2009年の臨海道路浦添線の着工に始まり、
自然海岸の約半分強が埋立られました。

(図は、浦添市土地開発公社の公開のPDFファイルより抜粋)
臨港道路の陸側に出来た土地は、港湾緑地、商業施設、業務施設、
観光関連施設等が整備されます。
現在、浦添市土地開発公社は土地の購入者を公募しています。

海岸線が埋立られる前 (写真はグーグル・アースより)

建設中の臨海道路浦添線と完成した埋立地 (写真はグーグル・アースより)
第2ステージ(コースタルリゾート地区)
埋立計画はこれからが本番で、第2ステージの埋立計画が具体的に
動き始めたところです。
第2ステージで埋立られる海域は、臨海道路浦添線の沖側です。
これから環境アセスメント(環境影響評価)の調査が始まりますが、
この調査は、事実上開発を前提として行われ、事業が中止になることはありません。
第2ステージは「コースタルリゾート地区」として整備し、
商業施設誘致の他、人工ビーチ、マリーナなどを造る計画です。

(図は、浦添市土地開発公社公開のPDFファイルから抜粋)

(図は、那覇港管理組合公開のPDFファイルから抜粋)

図中の「今後埋立が予定されている海域」とは、第3ステージのことです。
(図は、沖縄タイムスの新聞記事から抜粋)

(2013年11月23日の沖縄タイムスの記事から抜粋)
軍港建設計画
第2ステージの沖側には、前市長の時代まで米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の
移設先として軍港の建設計画が具体的に進んでいました。
今年2月に新市長が就任し、軍港移設には反対を表明していますが、
防衛省は計画を中止すること無く建設に向け準備をしています。

(2013年11月24日の沖縄タイムスの記事から抜粋)

(2013年2月16日の琉球新報の記事から抜粋)



軍港の名称は図中に示されていませんが、右図の青線の部分(コの字形)が
軍港建設の位置です。
(図は、那覇港管理組合公開のPDFファイルから抜粋)
軍港建設は第2ステージの埋立が条件となります。
浦添沿岸の航空写真に那覇港管理組合公開の埋立計画図を合成してみました。

(航空写真はグーグル・アースより)
海の中のことは上からではわかりません
これから、埋立の計画がある海域がどのようなところなのかを、
何回かに分けてお伝えしていきたいと思います。
海の中のことを、いろいろな立場の人に、またできるだけ多くの
浦添市民、県民、県外の方々に知って頂き、
埋立について考えるきっかけになればと思います。
埋立を始める前に、行政、研究者、市民、県民等を交えた会議を開き、
さまざまな意見を出し合って、十分な議論を行うことが必要だと考えています。
詳しい埋立計画の内容は、以下のホームページが参考となります。
同ホームページには、ダウンロード出来る資料(PDFファイル)が一般に
公開されています。
・浦添市役所 浦添市土地開発公社
・那覇港管理組合

埋立が予定されている浦添市の海 (2013年8月24日撮影)
Posted by 有光智彦 at 22:12
│海 浦添市西洲