2017年01月10日

1月初旬の海

旧年中はブログをご覧下さり、有難うございました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

先日、浅い海に潜ってきましたので、生きものたちの様子をお伝えします。
潮はあまり引いていませんでしたが、天候は穏やかでした。
水温はやや高めの25度、撮影には良い条件です。
目の前をシマハギの群れが通過していきました。
1月初旬の海

沖に向かって泳いで行くと海底の砂が白っぽくなります。
サンゴが細かく砕かれたものや貝殻のかけら、ウニの棘、有孔虫の遺骸など
サンゴ礁由来のものからできている砂です。
海面から射しこむ太陽の光線が、波に揺られて海底をゆらゆらと照らします。
じっと見ているとめまいがしてきます。写真に撮ると虹色がかった模様が写ります。
1月初旬の海

その砂の中に潜り込んで顔だけ出している魚がいました。
1月初旬の海

樹枝状サンゴも元気そうです。
1月初旬の海

サンゴの周囲の岩礁は紅藻の仲間で覆われていて、その上を
小さな魚たちが泳いでいました。近づくと気配を感じてすぐに
隠れてしまいます。
1月初旬の海

サンゴの上の拡がりは、生きものたちで賑やかです。それぞれが何かをしています。
静かに観察していると、隠れていた魚たちがサンゴの間などから出てきます。
ヤエヤマギンポが藻類を食べています。時々何かを思い出したように
少し高い位置に上がって周囲を見回しています。
1月初旬の海 1月初旬の海 1月初旬の海 1月初旬の海

冬季の昼間は短く、あっという間に夕方です。
海底から水面を見てみると、宇宙から見た地球のように見えました。
1月初旬の海





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