釣り糸回収8月その2

有光智彦

2010年08月24日 13:29

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朝虹が架かりました。
高い雲からの降水に朝日が反射しています。



8月の半ば,外洋に面した砂辺海岸の沿岸部の海水温度は28℃です。
私たちが釣り糸を回収している辺りのサンゴには今のところ白化現象は
認められません。

ハブクラゲは日によって数が違いますが,たいがい見かけます。
海に入るときには注意が必要です。



いきなり最初にきつい画像を載せます。
これは釣場の下で釣られた魚が生きたまま大きな金属のフックを口に通されている
ところです。



魚は私が近づくと恐怖で逃げようとします。目は恐怖でいっぱいです。
いづれこの魚を食べるとしても,生きたまま相当の苦痛を与えることになるのです。
小さな卵から生まれ,幾多の危機を乗り越えて育ってきた魚の最後がこれです。

私は,海の生きものが人間から受けている現実を公表したいと思います。
いろいろな器具が売られていて,それを買うのも使うのも人間です。

釣り具は冬に比べて少なくなりましたが,釣り糸だけはたくさんあります。
下のサンゴは釣り糸が引っかかったのが4回目です。



この小さなヤギの仲間は,少しずつしか成長しません。
時々観察しますが,よく釣り糸がひっかかるのです。
今回は,ルアーが絡んでいました。



最近,岸に下着などが捨ててあるのをよく見かけるのですが,これが海に落ちて
繊維が分解し,サンゴに絡み付いているのを見かけます。
これは取り除くのが大変です。



繊維はゴム系でした。



少し成長したアイゴの稚魚は群れから離れ,単独で暮らすように
なるのでしょうが,まだ独りは寂しいのか他の魚と共に移動したり,
一緒に暮らしているところを見かけます。



小さな稚魚たちは,今日も海藻をむさぼり食べています。笑い。



ソフトコーラルの上には,ヤドカリが脱皮した抜け殻が置かれていました。



その横には,誰かさんの残していったうんこが落ちています。
海藻が入っているので落とし主は草食系でしょうか。
生きものはみんな同じですね。



その近くをヤドカリの旦那が歩いていきます。



毛むくじゃらです。



その横から誰かがこちらを伺っています。笑い。



ヤドカリ夫婦?です。



左のウニにご注目,カムフラージュも人工素材でしょうか。



今日も釣り具やゴミを回収しながら,生きものたちとの交流を楽しみました。










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