2007年11月23日

海の生きものたち⑤

前回の投稿から時間が開いてしまいました。
前回は,穴の中に住んでいる魚たちを紹介しました。
今回は,その穴に最初に住んでいた生きものを紹介します。
海の生きものたち⑤


その生きものの名前は「イバラカンザシ」といいます。
「ゴカイ」の仲間で,本体は穴の中に居て,穴から2本のツリー状の網(これ
で水中のプランクトンをひっかけて食べているそうです)を出してします。
ツリー状の網は,渦巻きのように伸ばしたり縮めたりできます。
刺激すると一瞬で縮まり穴の中に収納されます。ちゃんと蓋まで付いています。
 刺激に対しては,かなり敏感で上から光りを遮っただけでひっこんでしまい
ます。観察していると,早いので1分ぐらい,遅いので3分後には,ゆっくり
とツリーがでてきます。出てくるときを見ていると,渦巻き状に収納されてい
るようで,ぐるぐると回りながら出てきます。

 ツリーには,いろいろな色があり,見ていて飽きません。
 住んでいる場所は,古いサンゴの側面や上面です。
 彼らが寿命を終えると,空き屋になり,そこが「ギンポ」の類のお家になる
のです。「イバラカンザシ」が密集するサンゴなどは,まるでお花畑という感
じです。
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この記事へのコメント
きゃー!かわいいツリーですね。全部で何色あるんだろう・・・ケラマでは見たことがない生物ですが、岸の近くの浅いところにしかいないのですか?
ちょっと早いですが、メリークリスマス。
Posted by naonao at 2007年11月23日 14:41
naonaoさんこんばんは。
コメントありがとうございます。
撮影は全てイノー(礁池)の中なので浅いところだけに生きている
のかもしれませんね。
 ひっとしたら,私がシュノーケリングのみで潜っているので,深いところを
知らないだけかもしれません。
 ダイビングのみなさんは,主に外洋で潜られていると思いますが,
ちょっとものたりないけど,イノーのなかにも外洋とはちがう世界が
存在しています。外海が時化ているときは,リラックスしてイノーで
遊んでみるのも楽しいかもしれませんよ。

naonaoさん,いつもブログ見ていただき,ありがとうございます。
 
Posted by 有光智彦 at 2007年11月23日 21:32