2008年10月02日

生きものの命に思うこと。

潮汐も10月に入り,昼間の干潮が,あまり引かなくなってきました。
2月から8月頃までは,大潮の午後はよく引いていて海の生きものの
観察には絶好のシーズンでしたが,これから冬にかけては,深夜に
よく引く期間が続きます。

最近出会った生きものたちを紹介します。

最初は,ちょっと変わったオカヤドカリです。
普通貝殻を背負って生活するのですが,このオカヤドカリは,
お酒の瓶の蓋を背負っています。笑。住み心地が良いのでしょうか。

生きものの命に思うこと。生きものの命に思うこと。

そんな彼らは,成長し大きくなると「アフリカマイマイ」やサザエの殻を
背負って歩くようになります。そして,海から1㎞も2㎞も離れた陸域でも
生息しています。
夜,国道を車で走ると横断中の彼らを見ることがあります。
そのため運悪く車にひかれることがあります。
路面の物体に気がつけば避けられるのでしょうが、夜間では難しいかも
しれません。
よく横断する場所に標識を設けるのもいいと思います。

生きものの命に思うこと。生きものの命に思うこと。生きものの命に思うこと。

「ムラサキオカヤドカリ」は,国の天然記念物で触れて持っただけで
罰せられる生きものです。(天然記念物でも許可があれば採取して販売も可という
のは疑問です)
今年6月にアジア系外国人の男女が,オカヤドカリ約200匹を持ち帰ろうとして
空港で捕まった事件がありました。
地元住人が協力して守った成果でした。

そこで生まれた生きものは,そこで育ち,子孫を残し,死んでいくのが自然ではないでしょうか。

生きものの命に思うこと。生きものの命に思うこと。生きものの命に思うこと。生きものの命に思うこと。


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この記事へのコメント
こんにちは。
内地では、朝晩の冷え込みがいっそう深まってきました。
もう少ししたら、紅葉も始まります。

私も、こうした生きものたちを見ていると、人と生きものとの関係について
考えさせられます。
せっかく、生きものと接する場があるのに、大人が「いのち」に触れることを
こどもたちに教えずに、果たしてこどもの心は豊かになるのでしょうか。

人間にも生活する場があるように、生きものにも、それぞれ生活の場がある。
人間の都合だけを考えてしまうと、どんどん貧しい国になってしまうと
思うのです。
自然と人の心が豊かであれば、おのずと国全体が豊かになるのでは
ないでしょうか。
そう単純なことではないのでしょうけど…

これからを生きるこどもたちのために、今、私たちができることは何かを
考えていかなくてはなりませんね。
Posted by しおりねーねー at 2008年10月04日 17:46
しおりねーねー 様

いつもコメントありがとうございます。
大度海岸では,生きものを持ち帰る人たちが
後を絶ちません。
今日も,何かの採取できていた中年の3人連れに声を
掛けると,逆ギレされました。
手には大きな網,腰には竹製のビク。
車は,レンタカー。旅行者でしょうか。
他県なら大手を振って何をしてもいいというのでしようか。
大人への注意は無駄なようです。
子どもの時からの教育(学業以外の)をしないと
この国の文化水準はいつまでたったも同じままだと
思います。道徳はどうなっているのでしょう。
Posted by 有光智彦 at 2008年10月10日 23:36