2010年03月27日
シャチ・ナミ
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先日、友人からシャチの「ナミ」の話しを聴きました。
「ナミ」は雌で推定年齢は26歳、和歌山県太地町の「町立くじらの博物館」で
23年間飼育されているそうです。
このシャチが繁殖研究のために「名古屋港水族館」に5億円で売り渡されるというのです。
この話しは2010.3.12の琉球新報に掲載されています。

友人は、かつて和歌山県に在住中、何度か「町立くじらの博物館」に
「ナミ」を見に行ったそうです。
私は、この記事と当時の友人が撮影した写真を見せて貰いました。

「ナミ」の飼育年数は23年とあります、だとすると3歳の時に地元の海で
捕獲されたことになります。
住み慣れた環境やイルカの友達(おそらく家族)から強引に離されて
全く知らない環境に連れて行かれることを知ると胸が締め付けられるような気持ち
になります。
7年前にも雌の「クー」が年間5千万円で「名古屋港水族館」がレンタルし、
2008年に病死したと書かれています。ひよっとすると
生きものですから心にストレスを感じていたのかもしれません。
ジンベイザメ、イルカ、アシカ、シャチ、彼らが人間と話が出来るのなら
「故郷の海に返してほしい」と訴えるのではないでしょうか。
その生きものが本来生きる場所で、その自然環境の中で、一生を生きることが
尊重されるよう、人々の意識が変わっていくことを私は願わずにはいられません。
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先日、友人からシャチの「ナミ」の話しを聴きました。
「ナミ」は雌で推定年齢は26歳、和歌山県太地町の「町立くじらの博物館」で
23年間飼育されているそうです。
このシャチが繁殖研究のために「名古屋港水族館」に5億円で売り渡されるというのです。
この話しは2010.3.12の琉球新報に掲載されています。

友人は、かつて和歌山県に在住中、何度か「町立くじらの博物館」に
「ナミ」を見に行ったそうです。
私は、この記事と当時の友人が撮影した写真を見せて貰いました。

「ナミ」の飼育年数は23年とあります、だとすると3歳の時に地元の海で
捕獲されたことになります。
住み慣れた環境やイルカの友達(おそらく家族)から強引に離されて
全く知らない環境に連れて行かれることを知ると胸が締め付けられるような気持ち
になります。
7年前にも雌の「クー」が年間5千万円で「名古屋港水族館」がレンタルし、
2008年に病死したと書かれています。ひよっとすると
生きものですから心にストレスを感じていたのかもしれません。
ジンベイザメ、イルカ、アシカ、シャチ、彼らが人間と話が出来るのなら
「故郷の海に返してほしい」と訴えるのではないでしょうか。
その生きものが本来生きる場所で、その自然環境の中で、一生を生きることが
尊重されるよう、人々の意識が変わっていくことを私は願わずにはいられません。
Posted by 有光智彦 at 01:48
│海への負荷 想うこと
この記事へのコメント
有光さーん 前のコメント見てみて~!!
Posted by iwamoto at 2010年03月30日 23:24
はじめまして。
記事読ませていただきました。
私は子供の頃からナミちゃんを良く見に行きました。
24年前に、野生のシャチとしての自由を奪われはしましたが、ナミちゃんは幸運にも太地の自然の入江に適応する事が出来ていました。
しかし今になって、人間様の都合で名古屋港水族館の水槽に移動させられてしまいました。
建前は飼育繁殖研究のため、でも実際は、相手もまだ見つかっていないというお粗末ぶりです。本音は、希少種のシャチの展示が目的なのだろうと思います。仰るとおりの、「入場者確保の有力な商品」としてこれから死ぬまで働くことになります。
先日の名古屋への移送も見届けてきました。
近頃よく考える事があります。
ナミちゃんは、建前上飼育繁殖研究のために、名古屋港に5億で売られてしまいました。
水族館に入った時点で、自然の生態や社会とは別の生き物になっているといいます。自然環境下で知ることのほうが、その生き物本来の姿が分かるというのに、研究って一体何を研究しているのだろう?何のための研究なんだろう?それはシャチではないと為し得ないことなのか?と疑問に思ってしまいます。
飼育下のシャチが短命で終わる事と比べ、ナミちゃんがあの太地の海で24年生きたというのは奇跡に近いことだと思います。
この奇跡を、名古屋港さんがつぶしてしまわぬよう、ナミちゃんが太地以上に長生きできるよう、祈りたいと思います。
記事読ませていただきました。
私は子供の頃からナミちゃんを良く見に行きました。
24年前に、野生のシャチとしての自由を奪われはしましたが、ナミちゃんは幸運にも太地の自然の入江に適応する事が出来ていました。
しかし今になって、人間様の都合で名古屋港水族館の水槽に移動させられてしまいました。
建前は飼育繁殖研究のため、でも実際は、相手もまだ見つかっていないというお粗末ぶりです。本音は、希少種のシャチの展示が目的なのだろうと思います。仰るとおりの、「入場者確保の有力な商品」としてこれから死ぬまで働くことになります。
先日の名古屋への移送も見届けてきました。
近頃よく考える事があります。
ナミちゃんは、建前上飼育繁殖研究のために、名古屋港に5億で売られてしまいました。
水族館に入った時点で、自然の生態や社会とは別の生き物になっているといいます。自然環境下で知ることのほうが、その生き物本来の姿が分かるというのに、研究って一体何を研究しているのだろう?何のための研究なんだろう?それはシャチではないと為し得ないことなのか?と疑問に思ってしまいます。
飼育下のシャチが短命で終わる事と比べ、ナミちゃんがあの太地の海で24年生きたというのは奇跡に近いことだと思います。
この奇跡を、名古屋港さんがつぶしてしまわぬよう、ナミちゃんが太地以上に長生きできるよう、祈りたいと思います。
Posted by うなみん at 2010年06月21日 10:30
この一頭のシャチの生命をわれわれ人間が勝手に左右している事実,愚かとしか言いようがありません。
捕獲して24年間も商用目的で使い(消耗品)はたし,さらに5億円(生命に商品としての値段を付けること)で水族館に払い下げる。
もちろん個人的に関わった人たちの心は思いやると心がとても痛みます。個人の力ではどうにもならなかったことでしょうから。
他の生きものに対し(ナミの人生について),感情移入して考えることが出来るのが唯一人間です。その人間らしさを失っているのが今の社会全体であり,また個人個人です。
24年間暮らした自然の入り江は,他のイルカたちと,またカニや藻類などいろいろな生きものたちとのふれあいがあったはずなのです。
それを,コンクリートの水槽に入れて管理することは,愚の骨頂です。
また,シャチやイルカのショー(沖縄ではちゅら海水族館のジンベイザメ)を見に行く人々は,背後にある生きものの苦悩や問題を知るべきです。
水族館と動物園は100年以上も全世界で続いてきました。
地球は人類のためだけにあるのではありません。1億種にものぼる生きもののものでもあるのです。これは明らかなことです。
その同胞を水槽や檻に閉じこめ,人間のために利用することは,許されるものではありません。
われわれは,社会の中にある問題を自分のこととして,また,問題の本質を見極める姿勢を持たなければなりません。
科学技術だけが発達し,精神がそれに追いついて行かない人類の破滅は
やがて自らを滅ぼす直接の原因となるはずです。
私は,名古屋市水族館に私の意見を書簡で送りたいと思います。
一人一人がその思いを行動として起こさなければ世の中何も変わらないのですから。
シャチのナミちゃんの事は,コメントを寄せて頂いた「うなみん」さんのブログにとても詳しい経緯が書かれていますので,是非見てみてください。
これを見て生きものと人間の関係を考えてほしいと思います。
うなみんさんのブログは下記のURLで検索するか,コメントの「うなみん」を
クリックするとつながります。
http://unaunamin.blog13.fc2.com/
捕獲して24年間も商用目的で使い(消耗品)はたし,さらに5億円(生命に商品としての値段を付けること)で水族館に払い下げる。
もちろん個人的に関わった人たちの心は思いやると心がとても痛みます。個人の力ではどうにもならなかったことでしょうから。
他の生きものに対し(ナミの人生について),感情移入して考えることが出来るのが唯一人間です。その人間らしさを失っているのが今の社会全体であり,また個人個人です。
24年間暮らした自然の入り江は,他のイルカたちと,またカニや藻類などいろいろな生きものたちとのふれあいがあったはずなのです。
それを,コンクリートの水槽に入れて管理することは,愚の骨頂です。
また,シャチやイルカのショー(沖縄ではちゅら海水族館のジンベイザメ)を見に行く人々は,背後にある生きものの苦悩や問題を知るべきです。
水族館と動物園は100年以上も全世界で続いてきました。
地球は人類のためだけにあるのではありません。1億種にものぼる生きもののものでもあるのです。これは明らかなことです。
その同胞を水槽や檻に閉じこめ,人間のために利用することは,許されるものではありません。
われわれは,社会の中にある問題を自分のこととして,また,問題の本質を見極める姿勢を持たなければなりません。
科学技術だけが発達し,精神がそれに追いついて行かない人類の破滅は
やがて自らを滅ぼす直接の原因となるはずです。
私は,名古屋市水族館に私の意見を書簡で送りたいと思います。
一人一人がその思いを行動として起こさなければ世の中何も変わらないのですから。
シャチのナミちゃんの事は,コメントを寄せて頂いた「うなみん」さんのブログにとても詳しい経緯が書かれていますので,是非見てみてください。
これを見て生きものと人間の関係を考えてほしいと思います。
うなみんさんのブログは下記のURLで検索するか,コメントの「うなみん」を
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Posted by 有光智彦 at 2010年06月21日 13:37