2011年11月25日

どう生きるのか

昨日は暖かい一日でした。
家の裏の空き地に撮影に行ってみました。そこは年に2度ばかり人の手が入り
草刈りが行われるほかはいつも草ぼーぼーの状態です。
私は空き地の端に腰を下ろし草長けと同じ高さの視線で辺りを観察します。
撮影範囲は私を中心にして手の届く範囲です。たまに寝そべります。
いろいろな生きものたちの営みを見ることができます。

ミツバチがひっきりなしに飛び交います。白い花の花粉を集め終わり離陸した
瞬間に入れ替わるようにこんどは蝶がやって来て蜜を吸っています。

どう生きるのかどう生きるのか

草の葉っぱの上ではアリが触角のお手入れをしています。
茎や花の辺りをせっせと往復しています。

どう生きるのか

交尾をしている虫もいます。2匹の羽は虹色に輝いていました。

どう生きるのかどう生きるのか

ちょっとだけふとっちょの虫がいます。飛べるのかな。

どう生きるのか

小さなバッタもいます。ながーい触角がアンテナのようです。

どう生きるのか

私たちの身近なところにはこんなにもたくさんの生きものが生きています。
一見私たち人とは何の関係も無いように思えますが,時間の差こそあれ,
地球の上で共に進化してきた生きもの同士です。

どう生きるのか

地球の環境とそこに生きる生きものは全体のバランスのなかで相互に
関係しているのではないでしょうか。

生命とは何でしょう。本質的な違いがあるのでしょうか。

どう生きるのか

私たち人は他の生きものたちと共に生きていくことを選ぶのでしょうか。
それとも,このまま人間本位の生き方を続けるのでしょうか。

どちらに向かうのかは,結果として社会全体の流れだとしても,
それを決めるのは一人一人の考え方や実践だと思います。

どう生きるのか


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Posted by 有光智彦 at 00:28 │足元の営み
この記事へのコメント
有光さん

お久しぶりです。
「一人ひとりの考え方や実践」、これは大事なことですよね。
多くの人が「自然を守っていこう」という意識を持てば、未来はそのように実現すると思いますが、関心がないと自然を守っていくことが出来ません。
今、私の地元においても、道路建設を推し進めようという動きがあり、自然保護の観点からその道路建設の要望を出すのはやめてほしいと訴えているのですが、「経済発展と自然保護は両立しない」といって取り合ってもらえません。
「自然からの恩恵」を思い出してほしいものです。
Posted by 瀬長修瀬長修 at 2011年11月25日 20:40
瀬長 修 様
こんばんは。
コメントありがとうございます。
豊見城市の火葬場建設と道路敷設の問題,ブログ読ませて頂きました。
本当に困ったものです。開発と自然保護が両立しないという一言でかたづけられるような問題ではないと思います。
住民への聞き取り調査,お疲れ様でした。しかしながらその回答を読むとどこか他人任せという気がします。

社会問題について一人ひとりが真剣に考え自分の意見を持つことから始まると思うのですが,世論がなかなか盛り上がらないのはどうしてなのでしょうか。泡瀬干潟の問題も,賛成(開発推進)派と反対(自然の権利)派の代表者の対立というイメージです。本当は市民県民,あるいは国民も含めて議論するべき問題だと思うのです。

おそらく泡瀬埋め立てにしても沢山の人が反対だと思っているはずです。でもその人たちの声が現場の力になりにくいのが現状だと思います。どうしたらその人たちの意見を反対の声として吸い上げることができるのでしょうか。

現在の日本においては,自然を破壊することはいけないことだと思っている人はたくさんいて,何かをしたいけれどその方法がわからないという人が大勢います。公共事業の場合,そのような意見を積極的に取り入れる仕組みが無いことが問題です。何のため(住民のため?事業者のため?)の事業なのでしょうか。大切な部分が欠落しているように思います。

また,過去からのどうしょうもない問題が縦割り行政です。それぞれの部局が勝手に仕事をしていて,一つの開発行為に対して連携していないということです。よって煮詰めた議論をしていない可能性もあります。県がサンゴの移植事業を億単位の税金を投じて始めていますが,一方で海そのものを埋めていることもそのような理由なのでしょうか。この矛盾をどう説明するのでしょうか。

行政の姿勢は問題ですが,一方で私たち一人ひとりの意識の改善も必要です。自然(環境と生きものの総体)や生命とは何かという根元的なことまで掘り下げて考えなくては,環境や他の生命を破壊する開発についての正しい判断はできないし,その力もエネルギーとして湧いてこないと思います。

このように偉そうなことを言っている私も6年前まで社会問題にほとんど無関心の一人だったのです。私は気付かせて頂いたのですが,きっかけがあり,事実を知ることで考え方が変わるのではないかと思っています。

それぞれのところで対処すべき問題に取り組んでいる人たちがいます。
あちらこちらで問題山積ですね。時間は掛かります。そしてまた打ち負かされています。しかし,あきらめなければ敗北はありえません。微力ですが私も見てきた事実を知らせていきたいと思います。瀬長さん,お疲れ様です。
Posted by 有光智彦 at 2011年11月26日 22:48
ご無沙汰してます。今も性も懲りもなく公務員しています…。
時々ではありますが、ブログの方読ませて頂いています。
色々大変かと思いますが身体を崩されないよう頑張ってください。
Posted by 福岡の城戸 at 2011年11月29日 02:21
福岡の城戸 様

こんばんは。
連絡ありがとうございます。
本当にお久しぶりです。
職務ご苦労様です。
元気でやっております。
ちょうど城戸さんからのメッセージが入った日から
仕事に就きました。私たちの海を守る活動を続けていく
ためには,まず生活があってのことです。

首里城の近くの現場で働いています。
新しい仕事です。初心者ですからまた最初からの
始まりです。ただ幾分か落ち着いた気持ちで
周囲の状況に対処できるのは幸いです。

書きたいことは山ほどありますが,体力保持を
優先しようと思います。
城戸さんの職務の大変さは熟知しているつもりです。
それ故に気安い言葉をかけられないことを承知しています。
ですが,反対に救われる立場を経験したとき,
有り難さをひしひしと感じました。
どうか暖かい心を持ち続けて助けてあげてください。
くれぐれもお身体に気を付けて。

ブログを見ていてくださること,職務を離れても
こうして連絡を頂けることにとても感謝しています。
ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします。

有光智彦
Posted by 有光智彦 at 2011年12月01日 00:27