2014年11月03日
辺野古の海草藻場
今年10月下旬に辺野古の海草藻場を見てきました。
辺野古の海は米軍基地の新設計画で大変な状態です。
その海や山を守ろうとたくさんの人々が反対の意思表明を続けています。
11月16日に行われる県知事選挙が今後の基地建設に大きな影響を
与えます。
ボートは大浦湾の港から出港し、辺野古の新基地建設予定海域方面へ
進路を取りました。天気は晴天、海はとても穏やかです。
さざ波さえ無い鏡のような海面がところどころにあり、そこから海底が
はっきりと見えました。透明なマリンブルーの海に感動して同乗者から
歓声があがりました。


しばらく走ると深くなり、海の色は明るい藍色に変わりました。
太陽の光が筋となり、海底めざしてのびています。

やがて埋立予定海域付近を通過しました。
長島と平島が間近に見えています。
浅い海の色は明るいマリンブルーです。透明度が高く海底がはっきりと
わかりました。下の左の写真の島は長島、後の2枚は埋立予定海域です。

このような海に土砂を投げ込み埋めるという計画は、現場を見たら人なら
想像できないと思います。
投入される土砂は2100万立法メートルで10トンダンプ350万台分だそうです。
参考 『沖縄・生物多様性市民ネットワーク』http://okinawabd.ti-da.net/e5033820.html
海底には海草藻場が広がっています。
海草はジュゴンの食べ物ですが、相次ぐボーリング調査や警備船の往来、
ブイの設置などで、敏感なジュゴンはこの海域に立ち入ることができていない
のではないでしょうか。今はどこでご飯を食べているのでしょうか。心配です。
海草藻場とジュゴンのことは、『北限のジュゴン調査チーム・ザン』の
ホームページをおすすめします。http://teamzan.ti-da.net/
水温は26℃、まだ暖かです。
海草の海底の所々に岩礁があり、ホンダワラ(藻類)の仲間が生えています。
その周りにはいろいろな小さな魚たちが群れていました。

ジュゴンの食み跡を探していると、海草を根こそぎ剥いで一直線に延びる
何かの跡を見つけました。仲間が調べてみると確認しただけでも200メートル以上
続いていたそうです。ボートを停めた付近の海底だけでも数本は見られました。
おそらく先日の大型台風でブイやフロート(浮き具)が流された際、
それらの設置のために使われていたおもりや錨が海底を這った跡ではないかと
推察しました。

また、平行するやや幅の広い2本の跡も見られました。
これは、この海域で訓練する米軍の水陸両用車のキャタピラーの跡では
ないかとのことでした。

米軍基地の海岸沿いには流された赤いフロート(浮き具)が打ち上げらた
状態のまま残っていたり、まとめられている様子が見えました。

辺野古の海については『きゅうりぐさ通信』もおすすめです。
http://kyuurigusa.ti-da.net/
グーグル・アースで地球上の各地の沿岸を見てみるとあちらこちらで
埋め立てや開発が見られます。特に経済先進国は顕著です。
自然は地球そのものです。あらゆる生命と私たちの住んでいる星です。
壊すのも人間ですが、守るのも人間です。守っていかねばなりません。

辺野古の海は米軍基地の新設計画で大変な状態です。
その海や山を守ろうとたくさんの人々が反対の意思表明を続けています。
11月16日に行われる県知事選挙が今後の基地建設に大きな影響を
与えます。
ボートは大浦湾の港から出港し、辺野古の新基地建設予定海域方面へ
進路を取りました。天気は晴天、海はとても穏やかです。
さざ波さえ無い鏡のような海面がところどころにあり、そこから海底が
はっきりと見えました。透明なマリンブルーの海に感動して同乗者から
歓声があがりました。


しばらく走ると深くなり、海の色は明るい藍色に変わりました。
太陽の光が筋となり、海底めざしてのびています。

やがて埋立予定海域付近を通過しました。
長島と平島が間近に見えています。
浅い海の色は明るいマリンブルーです。透明度が高く海底がはっきりと
わかりました。下の左の写真の島は長島、後の2枚は埋立予定海域です。



このような海に土砂を投げ込み埋めるという計画は、現場を見たら人なら
想像できないと思います。
投入される土砂は2100万立法メートルで10トンダンプ350万台分だそうです。
参考 『沖縄・生物多様性市民ネットワーク』http://okinawabd.ti-da.net/e5033820.html
海底には海草藻場が広がっています。
海草はジュゴンの食べ物ですが、相次ぐボーリング調査や警備船の往来、
ブイの設置などで、敏感なジュゴンはこの海域に立ち入ることができていない
のではないでしょうか。今はどこでご飯を食べているのでしょうか。心配です。
海草藻場とジュゴンのことは、『北限のジュゴン調査チーム・ザン』の
ホームページをおすすめします。http://teamzan.ti-da.net/
水温は26℃、まだ暖かです。
海草の海底の所々に岩礁があり、ホンダワラ(藻類)の仲間が生えています。
その周りにはいろいろな小さな魚たちが群れていました。



ジュゴンの食み跡を探していると、海草を根こそぎ剥いで一直線に延びる
何かの跡を見つけました。仲間が調べてみると確認しただけでも200メートル以上
続いていたそうです。ボートを停めた付近の海底だけでも数本は見られました。
おそらく先日の大型台風でブイやフロート(浮き具)が流された際、
それらの設置のために使われていたおもりや錨が海底を這った跡ではないかと
推察しました。


また、平行するやや幅の広い2本の跡も見られました。
これは、この海域で訓練する米軍の水陸両用車のキャタピラーの跡では
ないかとのことでした。

米軍基地の海岸沿いには流された赤いフロート(浮き具)が打ち上げらた
状態のまま残っていたり、まとめられている様子が見えました。


辺野古の海については『きゅうりぐさ通信』もおすすめです。
http://kyuurigusa.ti-da.net/
グーグル・アースで地球上の各地の沿岸を見てみるとあちらこちらで
埋め立てや開発が見られます。特に経済先進国は顕著です。
自然は地球そのものです。あらゆる生命と私たちの住んでいる星です。
壊すのも人間ですが、守るのも人間です。守っていかねばなりません。

Posted by 有光智彦 at 18:02
│海 名護市辺野古