2015年06月07日
大浦湾のサンゴ調査
5月下旬、日本自然保護協会及びダイビングチーム・レインボーの主催により
辺野古新基地建設(米軍基地)が予定されている大浦湾で、
サンゴのリーフチェックが行われました。
その調査に同行し、海中の様子を撮影してきましたのでご紹介します。
※リーフチェックは世界規模のサンゴ礁モニタリングプログラムです。市民に調査
員として参加していただく方法で、世界の多くの場所で1997年より行われて
います。「沖縄リーフチェック研究会」のブログから転記。
今回調査したサンゴ礁は大浦湾の北側にあり、防衛局が設置した臨時制限区域の外に
位置しています。基地建設予定海域まで、直線距離で約3Kmです。

調査メンバーと機材を積んだボートは、美しい青色の大浦湾を走ります。
天気は曇っていて、快晴の時に比べ海の色がさえませんが、走っている
ボート上からでも白砂の海底がはっきりと見えています。
※5月17日に那覇のセルラースタジアムで行われた県民集会(35000人参加)で
青色の物を身につけて参加したその青は、辺野古や大浦湾の海の色
(へのこブルーと呼んでいます)を象徴しています。
ボートは調査海域に到着すると既設のブイに係留しました。
ここはサンゴの群生海域なので、アンカー(錨)を落とすことができないためです。
ボートの真下の水深はおおよそ20メートルはありそうです。
海底がはっきりと見えます。透明度抜群の海です。
まず、スノーケリングで周囲の海を観察しに出かけました。

海面近くを1㎜から1㎝ぐらいの変わった生きものたちが無数に漂っています。
クラゲの仲間のような生きものを撮影しましたが、海面が揺れているので
なかなか上手く撮れません。

眼下に塊状ハマサンゴ?が見えます。巨大です。

少し進むと樹枝状サンゴがびっしりと生えている所に出ました。
深いので眼下は濃いブルーの世界です。
海底の地形は起伏が複雑で、まるで山岳地帯を飛行しているかのようです。
比較する対象がないので写真では距離感がわかりにくいのですが、実際は雄大です。

少し進むと浅くなり、一帯をアオサンゴが覆っていました。
このサンゴの骨格は青色をしているので、アオサンゴという名前がついたようです。

アオサンゴの上を通り抜けると、海底をテーブル状のサンゴが覆っていました。
緑色とうす茶色を中心に桃色や空色、紫色のサンゴもあります。
水深は約2~3メートルと浅いため、自然光が海底まで届き、カラフルな世界が
広がっていました。晴れていたらもっと鮮やかだったでしょう。

多様なサンゴのほか、海底には有孔虫や微小貝なども見られ、
魚の種類も多いように思いました。

リーフチェックの準備をしているところです。

また、深場の海草藻場の調査も実施しました。私はスキンダイビングなので、
水面から見送ります。

午後はクマノミ城など別の海域に向かいましたが、臨時制限区域の外を航行している
にもかかわらず、海上保安庁の警備艇が追走してきました。
この赤いフロートや黄色いブイの下にはニュースで報じられた
問題のコンクリートブロックがアンカーとして設置されているのでしょう。
自然が何万年、何千年もかかってつくりあげてきたこの海を埋め立てて
米軍の基地がつくられようとしています。
辺野古新基地建設(米軍基地)が予定されている大浦湾で、
サンゴのリーフチェックが行われました。
その調査に同行し、海中の様子を撮影してきましたのでご紹介します。
※リーフチェックは世界規模のサンゴ礁モニタリングプログラムです。市民に調査
員として参加していただく方法で、世界の多くの場所で1997年より行われて
います。「沖縄リーフチェック研究会」のブログから転記。
今回調査したサンゴ礁は大浦湾の北側にあり、防衛局が設置した臨時制限区域の外に
位置しています。基地建設予定海域まで、直線距離で約3Kmです。

調査メンバーと機材を積んだボートは、美しい青色の大浦湾を走ります。
天気は曇っていて、快晴の時に比べ海の色がさえませんが、走っている
ボート上からでも白砂の海底がはっきりと見えています。
※5月17日に那覇のセルラースタジアムで行われた県民集会(35000人参加)で
青色の物を身につけて参加したその青は、辺野古や大浦湾の海の色
(へのこブルーと呼んでいます)を象徴しています。
ボートは調査海域に到着すると既設のブイに係留しました。
ここはサンゴの群生海域なので、アンカー(錨)を落とすことができないためです。
ボートの真下の水深はおおよそ20メートルはありそうです。
海底がはっきりと見えます。透明度抜群の海です。
まず、スノーケリングで周囲の海を観察しに出かけました。

海面近くを1㎜から1㎝ぐらいの変わった生きものたちが無数に漂っています。
クラゲの仲間のような生きものを撮影しましたが、海面が揺れているので
なかなか上手く撮れません。

眼下に塊状ハマサンゴ?が見えます。巨大です。



少し進むと樹枝状サンゴがびっしりと生えている所に出ました。
深いので眼下は濃いブルーの世界です。
海底の地形は起伏が複雑で、まるで山岳地帯を飛行しているかのようです。
比較する対象がないので写真では距離感がわかりにくいのですが、実際は雄大です。



少し進むと浅くなり、一帯をアオサンゴが覆っていました。
このサンゴの骨格は青色をしているので、アオサンゴという名前がついたようです。




アオサンゴの上を通り抜けると、海底をテーブル状のサンゴが覆っていました。
緑色とうす茶色を中心に桃色や空色、紫色のサンゴもあります。
水深は約2~3メートルと浅いため、自然光が海底まで届き、カラフルな世界が
広がっていました。晴れていたらもっと鮮やかだったでしょう。




多様なサンゴのほか、海底には有孔虫や微小貝なども見られ、
魚の種類も多いように思いました。

リーフチェックの準備をしているところです。

また、深場の海草藻場の調査も実施しました。私はスキンダイビングなので、
水面から見送ります。

午後はクマノミ城など別の海域に向かいましたが、臨時制限区域の外を航行している
にもかかわらず、海上保安庁の警備艇が追走してきました。
この赤いフロートや黄色いブイの下にはニュースで報じられた
問題のコンクリートブロックがアンカーとして設置されているのでしょう。
自然が何万年、何千年もかかってつくりあげてきたこの海を埋め立てて
米軍の基地がつくられようとしています。