2011年07月16日
気付くこと
沖縄県土地開発公社なるところが豊見城市の埋め立て地である
豊崎タウンの住宅地販売の広告を今朝の新聞に載せた。
広告の宣伝文句は,「水鳥たちが遊ぶ街…豊崎。爽やかな風が吹き抜ける
ブリージータウン…豊崎。海に囲まれた環境は住む人に,ゆとりと
やすらぎを与えてくれます。」「自然いっぱいの海や公園で
思いっきり遊びた~い!」まだあるが書かない。
読んでいてめまいがしてくる。この広告を読めばいいことづくめだ。
埋め立て地は地震による液状化現象が怖いのではなかったか?
津波により真っ先に被害を被るのではなかったか?
そんなことは一言も触れていない。
この広大な広大すぎる土地の下にはかつて海があった。
生きものたちが日々生きていた海があった。
今でも何兆もの生きものたちが埋まっている。
その事も当然だが書いていない。
人間の活動のために自然を破壊することは正しい選択なのだろうか。
この先も続けるのだろうか。
私には正しいこととは思えない。
沖縄だけでも問題だらけだ。
豊かな自然の干潟を埋め立てて造る泡瀬干潟埋め立て計画。これには約900mの
巨大な人工ビーチ造成が付いている。
いつ保育園や小学校に戦闘機が墜落するかわからない普天間基地の存続のこと,
子どもが国に起訴されたヤンバルの米軍ヘリパッド建設のこと,
貴重な自然の海を埋めて造る辺野古の米軍基地建設のこと,
浦添の美しいサンゴのイノーを埋め立てて造る米軍のための軍港のこと,
石垣島の海を埋め立てて造る巨大な人工ビーチのこと,この他
宮古島や本島に計画されているリゾート開発など,まだまだまだまだあるが
書き切れない……。どれもこれも狂っている。愚かだ。
そしてどの現場でも有志の人たちが総力をあげて頑張って抵抗している。
しかし,なかなかよくならない。
おそらく,大多数の一人一人が何が大切かということに
気付いていないからだと思う。
他人事でなく考えてみること。そして気付くこと。思考する。
結果に基づいて正しいと思うことを行動すること。
小さなことからでもいい。でないと,何も変わらない。
一人一人が考えて正しい方向に行動しないと世の中は変わらない。

行動には勇気がいる。声を上げれば打たれるかもしれない。
会社員なら左遷だろう。でも自分自身の一生の生き方と照らし合わせて
考えれば自ずと答えが出てくるはずだ。苦境の中を進むのは苦痛だろう。
封建政治300年がもたらした日本人の体質は現在も連綿と続いている。
大河の流れに身を任せておけば安泰であろう。しかし,それでは問題は
なんにも解決しないと思う。

東江海岸の埋め立てで活動を共にした一人の青年がいる。
この男は社会の問題を真剣に考えている一人だ。
今年3月23日に埋め立てが始まって以来,テントを張って現場に一人
張り付いたのもこの男だ。
彼は見てきた。工事と関係する人間の一部始終を。そして,真実を知った。
これから彼は大きく成長していくことだろう。

彼が市民の会のブログに連載で投稿している。
その記事を読んでもらいたいと思う。できればさかのぼって
読んでほしい。
人としての誠実さが伝わってくるはずだ。
人として大切なことがたくさん書かれている。
http://jisedai.ti-da.net/e3115035.html#comments
これから住みよい世の中をつくっていくのは,国でも県でも市でも無い
あなた自身だ。そして私自身でもある。

豊崎タウンの住宅地販売の広告を今朝の新聞に載せた。
広告の宣伝文句は,「水鳥たちが遊ぶ街…豊崎。爽やかな風が吹き抜ける
ブリージータウン…豊崎。海に囲まれた環境は住む人に,ゆとりと
やすらぎを与えてくれます。」「自然いっぱいの海や公園で
思いっきり遊びた~い!」まだあるが書かない。
読んでいてめまいがしてくる。この広告を読めばいいことづくめだ。
埋め立て地は地震による液状化現象が怖いのではなかったか?
津波により真っ先に被害を被るのではなかったか?
そんなことは一言も触れていない。
この広大な広大すぎる土地の下にはかつて海があった。
生きものたちが日々生きていた海があった。
今でも何兆もの生きものたちが埋まっている。
その事も当然だが書いていない。
人間の活動のために自然を破壊することは正しい選択なのだろうか。
この先も続けるのだろうか。
私には正しいこととは思えない。
沖縄だけでも問題だらけだ。
豊かな自然の干潟を埋め立てて造る泡瀬干潟埋め立て計画。これには約900mの
巨大な人工ビーチ造成が付いている。
いつ保育園や小学校に戦闘機が墜落するかわからない普天間基地の存続のこと,
子どもが国に起訴されたヤンバルの米軍ヘリパッド建設のこと,
貴重な自然の海を埋めて造る辺野古の米軍基地建設のこと,
浦添の美しいサンゴのイノーを埋め立てて造る米軍のための軍港のこと,
石垣島の海を埋め立てて造る巨大な人工ビーチのこと,この他
宮古島や本島に計画されているリゾート開発など,まだまだまだまだあるが
書き切れない……。どれもこれも狂っている。愚かだ。
そしてどの現場でも有志の人たちが総力をあげて頑張って抵抗している。
しかし,なかなかよくならない。
おそらく,大多数の一人一人が何が大切かということに
気付いていないからだと思う。
他人事でなく考えてみること。そして気付くこと。思考する。
結果に基づいて正しいと思うことを行動すること。
小さなことからでもいい。でないと,何も変わらない。
一人一人が考えて正しい方向に行動しないと世の中は変わらない。

行動には勇気がいる。声を上げれば打たれるかもしれない。
会社員なら左遷だろう。でも自分自身の一生の生き方と照らし合わせて
考えれば自ずと答えが出てくるはずだ。苦境の中を進むのは苦痛だろう。
封建政治300年がもたらした日本人の体質は現在も連綿と続いている。
大河の流れに身を任せておけば安泰であろう。しかし,それでは問題は
なんにも解決しないと思う。

東江海岸の埋め立てで活動を共にした一人の青年がいる。
この男は社会の問題を真剣に考えている一人だ。
今年3月23日に埋め立てが始まって以来,テントを張って現場に一人
張り付いたのもこの男だ。
彼は見てきた。工事と関係する人間の一部始終を。そして,真実を知った。
これから彼は大きく成長していくことだろう。

彼が市民の会のブログに連載で投稿している。
その記事を読んでもらいたいと思う。できればさかのぼって
読んでほしい。
人としての誠実さが伝わってくるはずだ。
人として大切なことがたくさん書かれている。
http://jisedai.ti-da.net/e3115035.html#comments
これから住みよい世の中をつくっていくのは,国でも県でも市でも無い
あなた自身だ。そして私自身でもある。

Posted by 有光智彦 at 01:29
│名護市東江 人工海浜
この記事へのコメント
同感です。
Posted by 海うさぎ at 2011年07月18日 21:52
海うさぎ 様 こんばんは。航海はどうですか。台風6号の影響で沖アンカーでしょうか。かたちはちがうけど同じ自然界の中で働く者としてもつことのできる共感でしょうか。会話する相手の方が,原発でも自然農法でも同じ思想の基盤の上にあるとしたら,最初から説明したり理解を得るしをする必要はありません。世の中のたくさんの人々がそのようになったら世界がもっともっと楽しいものになるに違いありません。ご安航を祈ります。uw。
Posted by 有光智彦
at 2011年07月19日 00:55
