2014年11月12日

埋立地 地震 液状化

沖縄本島では、泡瀬干潟の人工島、大嶺海岸の那覇空港第二滑走路建設など、
沿岸部の埋め立てが現在も行われ、これからも計画されています。
埋立地の地盤は、地震発生時、液状化現象を起こし、建築物の傾斜や護岸の陥没など
多大な被害が発生します。

私が経験した2005年3月20日の『福岡県西方沖を震源とする地震』では、
福岡市で震度6弱の揺れを観測し、埋立地の埠頭(貨物船が荷役を行う護岸)が
広範囲に陥没し、長期的に使用不能状態となりました。
画像の赤丸が撮影場所で、下が中央ふ頭、上が箱崎埠頭です。
埋立地 地震 液状化
〈出典はグーグル・アース〉

中央埠頭の状況
埋立地 地震 液状化 埋立地 地震 液状化 埋立地 地震 液状化
上記画像のうち、左側はグーグル・アースからの出典

箱崎埠頭の状況
埋立地 地震 液状化 埋立地 地震 液状化
上記画像のうち、左側はグーグル・アースからの出典


また、離島(玄界島)でも船着場の護岸が陥没し大きな段差ができました。
埋立地 地震 液状化 埋立地 地震 液状化

※上記各写真の撮影は、中央ふ頭と箱崎ふ頭が2005年の5月初旬、離島(玄界島)が
発生の翌日です。

泡瀬の人工島も地震発生により液状化現象が発生すれば、活性化の起爆剤どころか
被害の損失は計り知れないものとなり、取り返しのつかないことになりはしないでしょうか。
また、大津波の威力を認識した現在、その教訓はどこに生かされているのでしょうか。
進行していた物事が、誤りであると気づいたなら、その時点で停止し、
そこで中止したり、引き返す判断をすることが求められるのではないでしょうか。
埋立地 地震 液状化
〈一度着工したら何があっても止まらない公共事業、上記写真は、沖縄市泡瀬干潟の人工島 〉


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