2011年02月28日

宇野八岳さん

写真家の宇野八岳氏が東江に潜られ,塊状ハマサンゴの動画を撮影し,
ユーチューブにアップしましたのでどうぞご覧ください。

この塊状ハマサンゴは,名護市東江の高潮対策事業による養浜(人工海浜)造成
のために現在も埋没の危機にあります。
推定300年は生きています。
護岸からの距離は約40メートル,水深は約5メートルの穏やかな
海中に鎮座しています。おじいの頂上は,海藻が生えてひ孫のような小魚
たちが乱舞しています。

ユーチューブ http://www.youtube.com/watch?v=WnxL9kl3TT4

宇野八岳氏のホームページ http://www.kazutakauno.com/


大切なことは,みなさんのが住んでいる海の中のことを知ることです。
都市の前の一見汚れた海の中にも,たくさんの生きものたちが元気に
暮らしています。海は外から見ただけではわからないのです。
海を知ることは,夏でも冬でも,引き潮の磯に出掛け,岩場に座り込んで
潮だまりの生きものを静かに観察することで十分知ることができます。
海の生きものが多い場所はダイビングで潜るような深い海ではなく,
みんなが立ち入れる磯や浅瀬です。
海の中をかいま見て生きものたちの営みを知ることが,
海を守ることにつながると思います。どうか地元の海に感心を
もたれるようにお願いします。


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Posted by 有光智彦 at 16:02 │名護市東江 人工海浜
この記事へのコメント
こんなにモコモコ立ち上がって成長するサンゴがあるって知らんかった。
どういう結果になるにしても生きものたちは、人間の姿を見てるんだろうね。
Posted by 海うさぎ at 2011年03月01日 10:06
海うさぎ 様

地球の人口はどんどん増え続けています。
このままでは,かつて恐竜が地球を支配していたように
人間本位の地球になりかねません。
そして他の生きものは,すべて人間のための資源という
発想です。しかしこの悪夢は現実になりつつあるように
思います。今の人間社会のあり方を自ら一人一人が
総点検をしなければ近い将来,戻ることのできない
袋小路に迷い込むことになるかもしれません。
そうならないように気が付いた者,知った者の責任に
おいてみんなに語りかけていかなければならないと
思います。それは容易なことではないでしょう。
できることから始めたいと思います。
Posted by 有光智彦有光智彦 at 2011年03月01日 17:35